管理番号 | 新品 :94620024 | 発売日 | 2024/06/18 | 定価 | 35,000円 | 型番 | 94620024 | ||
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福島の中合デパート(2020年閉店)の旧店舗時代の建物です。福島市大町、現在のホテルサンキョウの場所にありました。戦前からの2階建て店舗の南側に1956年に4階建てを増築、その後数回の増築を行って1960年に元々の店舗部分を7階建て(店舗5階+展望塔屋2階)に改築、既存の増築部と結合してこのような凸凹した複雑な建物が出来上がりました。1961年には展望塔屋の更に上に「ミサイルタワー」というロケット型の展望台を設置して観光名所にもなっていたようです。
本作は2作目になります。2008~2010年頃に家の押し入れから出てきた1962年の古いチラシに描かれていたイラストを元にタワーのある北側半分を製作しましたが、今回は『百貨店の戦後史: 全国老舗デパートの黄金時代』(夫馬信一著/国書刊行会)の取材協力をさせて頂いた際に再度資料収集を行い、以前は不明だった東側壁面の窓配置や屋上遊園地の遊具が判明したので1/300スケールのフルサイズで製作しました。
頻繁に増改築を繰り返しているので時期によって外観が変わってきますが、タワーが完成した1961年頃の姿で再現を試みました。北側(タワー側)の屋上遊園地は飛行塔・観覧車・モノレールといった大型遊具を狭い屋上に詰め込んでいます。南側はまだ4階建てのままで屋上が一段低くなっており、この時代は屋上庭園があったようでチラシのイラストには動物園の檻や木が植えてあるような絵が描かれています。この部分は1965年頃に5階が増築されて消滅しており存在期間が短く写真などが手に入らなかったため全くの想像で製作しました。
3Dプリント(建物本体・窓ガラス:光造型機、屋上遊園地:アクリルインクジェット)で作成しました。光造型機による出力は今回が初めてで、業者は耐久性のある素材と言っていますが経年変化に関しては不明です。アクリルインクジェットは鉄道模型で9年間異常ないことを確認しています。いずれの素材も紫外線で硬化が進む性質がありますので、直射日光下で長期間展示すると硬くなりすぎてひびが入ったり割れたりする可能性はあるかと思います。
UVカット仕様のアクリルケースに入っています。外形寸法は 幅157mm x 奥行き218mm x 高さ240mm となっています。
落札後のキャンセル・返品・クレームには応じられませんのであらかじめご了承ください。
送料は当方で負担しますので、発送方法は当方にお任せ下さい(宅急便利用の予定です)。